プレゼンテーションも提案プロセスの一部

プレゼン

これまでに、2回連続でプレゼンテーションに関するトピックのコラムを掲載しました。

何故、提案書がテーマなのにプレゼンテーションがここに出てきたか、疑問を持たれる方もいらっしゃったかと思います。

ビジネスにおけるプレゼンテーションは、大小さまざまなものがさまざまな場所、機会で行われます。
いずれもTEDや学校で学生がやるようなスピーチに近いものではなく、スライドなどツールを利用して、相手を何らかの目的に説得するためのプレゼンテーションです。

本来、提案のプロセスは、提案書作成開始前から提出後採用後まで、含んでいます。なお、正確には、回答提案書の作成プロセスがこれに当てはまりますが、通常提案書の中でもフォーマルな手続を踏んで提案書を提出する場合には、提出後に同様にプレゼンテーションの場が存在する場合もあります。

提案書を提出した後には、提出先の担当者や役員など、関係者にプレゼンテーションをする段階が待っています。プレゼンテーションは、提案プロセスの一部に存在するのです。

提案プロセスに含まれるプレゼンテーションは、提案書のスライドをそのまま使うというよりは、プレゼンテーション用に新たにスライドを作成し直します。相手は誰か、何名がプレゼンテーションの場に参加するか、ストーリー、キーワードは何にするか、プレゼンターは誰にするか。さまざまな要決定事項があります。

プレゼンテーションの最後には必ず質疑応答の時間を用意します。
質疑応答があって初めて、プレゼンテーション全体が完成します。質疑応答は、重要な情報をやりとりできる貴重な場です。したがって、想定質問に対する想定回答集を用意する必要があります。

話がやや逸れましたが、ビジネスプレゼンテーションには、提案書提出後に実施するものがある、そして、それはかなり顧客の意思決定に重要な場面であることを、念頭に置いていただければと思います。

● 提案プロセスの中にプレゼンテーションがある

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